あれから2年が経ちました。
家があった場所はいまだに荒れ地のまんまです。
父は行方不明のままです。
なんで、出て来ないかなぁ...
私のDNAはちゃんとデータが取れているんだよね(怒)
と心配になる...
ネガティブな事を書くと...
あの日以来、父を失った悲しみは変わらないどころか
年々深くなっていっています。
これはやっかいなことです。
どうしましょう...と...
まだ2年しか経っていないなんて...
自分が死ぬまではだいぶ時間があるだろうから
私が生きている間、さらに悲しみが深くなるとするならば...
と考えると、悲しみに耐えられるんだろうか?と
恐ろしくなります。
きっと私のように傷が癒えずにいる人がたくさんいるのだろうな〜
と考えると心臓がぎゅーっと締め付けられて苦しいです。
でも、ネガティブな事だけを考えていても仕方がないし
ポジティブな事を考えるとするならば
大好きな父の分も生きたいし尊敬する部分を受け継いで
毎日、毎日を精一杯生きたいと思う。
やさしく、明るく、周りの人を大切にして、故郷や地域
に貢献して、仕事を一生懸命真面目にする父の素敵な部分を
受け継いでいきたいと思うのです。
私は、それしか出来ないし、それが供養になると思うのです。
先日
2/24に「リメンバー大槌」というイベントの司会をしてきました。
大槌町の人たちが津波から逃げながら撮影した写真の写真展と
大槌町の方々の報告会で、当日は席が足りなくなる程の大盛況
でした。
報告会の模様が動画サイトに乗っておりましたので
興味のある方は見てみて下さい。
長いので4本に分けてアップされておりました。
http://www.youtube.com/watch?v=bMjk1ZPtQDc
http://www.youtube.com/watch?v=zOTcn4soHM8
http://www.youtube.com/watch?v=VOXkCnWpSlc
http://www.youtube.com/watch?v=G7pti1PsEvI
テレビでも大槌町はたくさん取り上げられていて
いろんな角度からの問題を放送していたけれど
とにもかくにも問題が山積しています。
これからの大槌町は、子供達を育てていく親の雇用先を
早く考えないと、いずれ人口は流失して、税収が無くなり
町が消えてしまうだろうし...
雇用先や住宅地の問題を考えると、土地の権利がどうのこうので...
特例処置とかどうにかならないのかな?と簡単に考えちゃ
いけないのかもしれませんが、歯がゆくなります。
これからもいろいろ情報交換をして、自分なりに出来る事
って無いかもしれないけど、出来る事がないか、考えて
生きていこうと思うのです。